肩こりについて

肩こりの状態

肩こりの”こり”とは、肩周りの筋肉が緊張せざるを得ない状態が続いて「血液の循環」や「神経の伝達」が悪くなり、筋肉の”酸欠”や”栄養不足”、”老廃物がたまった状態”における不快感が”こり”と呼ばれます。

こりを「揉んだり」「押したり」「叩いたり」して圧力や刺激を加えると血液の循環が促され、血液中の老廃物が流れて、気持ち良さを感じます。

 

ただし、治療で陥りやすいポイントとして、この「気持ちよさ」だけを”基準”として刺激をどんどん求めると必ず良くなりません。なぜなら、体は刺激に慣れるからです。

この刺激に慣れた状態で「気持ちよさ」を基準として施術をしていると、もっと強い刺激がほしくなるものです。こりのある筋肉は、通常の筋肉よりも状態が悪く「強い刺激」を加えることで「毛細血管」や「筋紡錘」という”筋肉の伸び縮みを感じるセンサー”を傷めやすいもの。

 

これらの弱い「血管」を傷めると循環がより悪くなり「酸欠」をおこし「老廃物」が取り除けなくなり、筋肉の組織が回復できなくなります。また、「伸び縮みを感じるセンサー」を傷めると、筋肉が誤作動をおこし動かしにくくなり「更なる強い緊張を招いてしまう」&その状態を解消する為に「より強い刺激を求め更に傷めてしまう」という負のループに陥ることになりかねません。

 

 

肩こりとは?

肩こりとは体のバランスが崩れて、頭や腕の重さを肩周辺の筋肉が必要以上に支え(カバーし)て”引き伸ばされながら緊張した状態”です。

 

この状態にある筋肉の偏った緊張を緩めると言うことは、頑張ってバランスを維持してくれている”支えを緩める(なくす)”ということ。

弛めると一時的に循環されますので「楽になった」と感じるのですが、バランスが正しい状態に戻されていなければ、また、しばらくすると、頭や腕を支える為に肩周りが緊張してきて、肩こりの状態に戻ります。

 

これを繰り返して「気持ち良さ」や「一時的な楽さ」を基準に、何度も何度も筋肉を刺激し続けると、筋肉の繊維やセンサー、毛細血管がダメージを受けて、循環がより悪くなり、常に老廃物などがたまる環境に。最後にはコブのようになってしまい、何をしてもなかなか改善しない状態を招いてしまうのです。

 

 

肩こりを整体するポイント!

まず、全体からバランスを回復させることが大切です。

筋肉の状態がこの様になる前に、体全体の状態(バランス)を観て、全体からバランスを回復させること。また、使い方や生活習慣からくる原因があるのであれば、その関連性を探して、そことの繋がりを体から調整したり、簡単なアドバイスをして使い方を「楽で自然な状態」に変えていきます。

 

全体から部分を。部分から全体を戻し、使い方や姿勢も楽で自然な肩のこらない(アンバランスの為、偏って引っぱり合わない)体のバランスに戻していくことが大切になります。

 

 

肩こりから早く脱却する為のポイントは?

具体的な施術は頭のポジションを”良い位置”に戻したり、腕や指のゆがみ、内臓下垂などが関係していることもありますので、必要に応じた整体が必要です。

また、自律神経や内分泌(ホルモン)系の乱れから、肩周辺のリンパの流れが悪くなり、うっ血性の肩こりになることもあります。この状態は、自律神経の中枢がある頭蓋骨のゆがみや呼吸がうまくできていないことが原因と考えられます。

このような場合は頭蓋骨のゆがみや、ゆがんで使わなくてはいけない原因を調整したり、呼吸の場合は、胸郭(背骨・肋骨・横隔膜など)の調整が必要です。いずれの場合も「今が、どのような状態なのか?」を”全体から見極めて原因を整えること”が、肩こりから早く脱却する為の「ポイント」となるでしょう。