
来院までの経緯

一か月前から右の肩甲骨の後ろが痛くなり、時間が経つにつれ、右脇から右胸にかけて痛み出したようです。
痛みを我慢していたのですが、更に右の肘まで痛みが出だしたので、診てもらえる所をインターネットで探していた所、昇カイロのホームページを見つけ、相談を頂き、来院されました。
初回の状態と検査をして分かったこと
全体をみて、重心も体幹も左への偏りが強い状態だったので、お仕事での体の使い方をお聞きすると、右手を良く使うとのことでした。それに合わせて、重心を右から左への移動を繰り返す使い方をよくされるとのこと。
そんな使い方のせいか、右手首のバランスが悪く、甲を中心の偏った動きになっていて、右脇(右の肝臓付近)と右手を中心に「左にたわんだような体の状態」でした。
痛みは①右肩甲骨の後ろの痛み、右脇から右胸にかけての痛みがあり、右肘を動かした時にも痛みがでます。また、②上向きで寝るとうずくような痛みが出るとのこと。ベッドに寝て頂くとその痛みが再現できましたので、痛みの軽減度合いは、①と②で確認をしました。
施術の経過
一回目の施術は「全体からバランスを見ながらの重心や歪みの調整」と「酷使する右の手首や指、肘から肩(肩甲骨)までの調整」を中心に行いました。終了後、重心のバランスと体の歪みは殆ど改善。肩甲骨から胸までの痛みは、10から4までに軽減しました。
寝た時のうずくような痛みは少し残りましたが、これで様子をみてもらうようお話して、一回目は終了しました。
二回目は一週間後。
来院直後の検査では、痛かった個所の痛みは殆どなく、寝た時の痛みもなくなっていました。肘と胸に僅かに痛みが残っていましたので、全体のバランスと歪みを修正し、手首と肘の調整後、僅かな痛みもなくなりましたので、計2回の調整で通院を終了しました。
まとめ
肩周りや腕周りの筋肉の緊張が過度になると、腕や胸周り、腕や肘、手の指などにかけて、痛みや痺れの症状が現れることがあります。なぜなら、肩の関節や肩甲骨を固定し動かす筋肉の隙間には、多くの神経や血管が通り、末端まで伸びているからです。
この方の場合、右腕を体幹に引き付ける動作の繰り返しから、右の肩甲骨を固定し動かす筋群を過緊張させていました。その過緊張が、筋肉の隙間を狭くし、血管や神経を圧迫して、今回の症状になっていたようです。
片脚で立ち続けていると、片脚へ負担がかかり、両足で立っている時よりも、強く疲労します。この場合、両足で立てばいいのですが… 偏って行き過ぎた重心バランスは、なかなか自分では戻せません。この状態でおきる「筋肉の疲労」は、偏って同じ筋肉を使い続けることとなり、なかなか疲労が回復しません。
「一か所の筋肉痛がなかなか取れない…」
「同じ個所に痛みがあり時間と共に強くなってきた…」
「緊張した筋肉だけを調整してもなかなか良くならない…」
こんな場合、まず、偏った「重心バランスの調整」が必要となります。

営業時間

*勉強会参加などで臨時のお休みを頂いている時があります。サイドバーの営業カレンダーをご確認ください。
当院へのご案内

お問い合わせ
